The King's Museum

ソフトウェアエンジニアのブログ。

転職。

転職しました。 12月1日から新しい会社で働いています。

前職は7年ほど勤めました。 修士卒で入社した一社目は2年7ヶ月で辞めてしまったので、それと比較するとずいぶん長く勤めたと思う。

転職の動機は「新しい環境でチャレンジしてみたくなった」というよくあるやつ。正直、前職の職場環境は良かったので特に不満はなかった。ただ、ハーズバーグのモチベーション理論で「仕事に不満がないことと、仕事に満足していることは異なる」という言葉があるように、不満はなくてもどこか満足してない部分があったのは事実かな。

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それは、慣れからくる刺激のなさと自分の成長が感じられないところからきていたと思う。俗にいうキャリアプラトーというものだったのかもしれない。もちろん、転職せずとも刺激を見つけたり、自分次第でいくらでも成長できたのだろうけど、環境を大きく変えるのが手っ取り早いなと思って転職活動を始めた。

ここ数年は転職活動をしようと思っても、学生の頃に描いたキャリアイメージに縛られてしまい、今の自分とそのイメージの差から尻込んでしまっていた。でも、今年に入ってから発想を変えることができて、自由に考えられるようになった。これは『イノベーションオブライフ』を読んだ影響も大きい。

そんな状態でずいぶんと気楽に転職活動を始めてみると、よさそうな会社を見つけて面接を受け、縁があって内定をもらったのでそこに決めた。自分のキャリアを見つめ直す機会にもなったし、いい転職活動ができたかな。

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前職では結構のんびり仕事してきたから、他の会社でやっていけるかな〜という不安がある。まずは試用期間を乗り越えないと。もちろん、そんな低いところに目標を置いていてはいけないが。

いろいろな事情で仕事に費やす時間は20代の頃と比べて減っているけど、そんな環境でも昔よりも結果を出していきたいし、そうしなければと思う。これまで働いてきて、そういう環境でも成果を出すやり方を多少なりとも磨いてきたつもりだし。

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大学で新しく講義が始まった時、研究室に最初に配属された時、短期のインターンに挑戦した時、会社で働き始めた時、新しいプロジェクトに配属された時。そんな時に感じていたワクワク感みたいなものを久しぶりに味わっている。いつまでもこのワクワク感を感じながらキャリアを歩んでいけるといいんじゃないかと思った。

そのために、決して「定期的に転職する」ということではなく、いつでも新しい環境でチャレンジできる状態に自分を準備しておくことが必要かな。そのためのスキルを身につけることも必要だし、仕事以外の環境もうまく調整しておく必要があるかなと思う。

仕事だけが人生じゃないけど、仕事には人生の多くの時間を費やすのだから、満足できる時間を過ごせるようにしたいですね。

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